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平成20年1月16日水曜日

本日は晴天なり。

午前中は事務作業に追われる。県議会レポートの原稿作成や過密する新年会のスケジュール管理などをして過ごす。

午後より、流山市内の方にお会いして新年のご挨拶。自民党に対する大変厳しい意見を伺った。

16時より、県議会レポートそして今後の広報活動に関するミーティング。
多くの意見をぶつけ合うことにより、自ずと結論が浮き上がってくるのは相互の信頼関係あってのこと。最近つくづく自分という人間は、「周りの人」に恵まれていると感じる。

さて、本日の読売新聞1面トップに、米シティバンクのサブプライムローン関係の損失が日本円にして2兆4千億円になることが報道されている。

そもそもサブプライムローンとは、信用力の低い人に貸し出す住宅ローンのこと。
審査の基準が甘い代わりに、金利(利息)が高い。このローンにより米国では今まで家を持てなかった人まで家を持つことが出来た。背景にはアメリカの不動産市場の右肩上がりがある。たとえ借主が返済不能になったとしても、担保になっている住宅を処分してしまえば金融機関としては十分に元本も金利も回収ができた。

しかし、上がれば下がるのが世の常。
2006年あたりから不動産価格の下落が始まったため、これらサブプライムローンは、回収できない不良債権になってしまう。金額にして200兆円を超える。

お気づきのとおり、これは日本のバブル崩壊と全く同じ仕組みである。人間は、いつの時代も同じ愚行を繰り返すのであろう。
まあ外国の問題だから、と言えないのが今の経済大国日本の立場である。このサブプライムローンは金融商品として証券化されており、日本の金融機関も沢山これを持っているので、たちまち日本経済の問題になってしまう。金融機関の損失は、貸付の減少をもたらし、企業による設備投資の減少、消費の縮小につながり、景気悪化の循環をたどる。このように米国のサブプライムローン問題は、今年のわが国の景気に大きな影響を与えるため、金融当局の舵取り含め注視が必要である。

もともと武田さんは経済の世界の専門家なのだから、最近の経済に関するトピックを分かりやすくブログで解説してみてはいかが?というご意見をいただいた。マクロ経済はそれなりに勉強したつもりだし、常に興味を持っている。分かりやすく書けているかどうかも分からず、ブログ全体が更に硬くなってしまう気もするが、ときどきコメントしていきたいと思う。

おしまい。
by takeda-hashiru | 2008-01-16 20:17 | 地元行事・地域活動
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